遺言書がないために兄弟の信頼関係が

「遺言書などなくても家族間で合意すれば十分だ」という方が
多くいます。
そのため日本では遺言書があまり普及していません。
しかし口頭での合意は時間がたつと変わっていくものです。

Aさんは3人兄弟です。

8年前に高齢で身体の弱った父親の世話を誰がみるのか
家族で話し合いました。
Aさんが父親を亡くなるまで世話をする代わりに家を継ぐことで
話がまとまりました。
そして今年父親が自宅と預金を遺して亡くなりました。

Aさんは約束通り自宅は自分がもらい、預金は三等分しようと
しました。

ところが姉は
「法律どおり自宅と預金の合計金額を三等分して欲しい」と
引き下がりません。

「それなら自分も」と兄までが言い出しました。

Aさんはショックを受けました。

4ヶ月という長い話し合いでAさんは疲れ果て、お互いの信頼関係は
損なわれました。

「あの時父に遺言を作ってもらえば良かった」との
Aさんの言葉が心に残りました。

こうした例は決して珍しいことではありません。

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